体にも耳にも心地よい アンゲネーム奏法~楽な身体で美しい音を奏でましょう~

概要
開催日時 | 2025年12月3日(水)10:30~12:30 | |
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会場 | 新響楽器 西宮北口オーパス店 3Fオーパスホール 〒663−8204 兵庫県西宮市高松町10−2 | |
受講料(税込) | 新響講師・ピティナ会員3,300円、一般4,400円(各税込) ※オンライン受講の方はクレジット決済となります。お申込後、メールにてご案内いたします。キャンセルによる返金はできませんのでご了承ください。
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お問い合わせ先 | 新響楽器 西宮北口オーパス店 OTCオフィス |
今までなんとなく弾けてきたけれど、基礎の弾き方は以外と学んでいない…
そんな方は多いのではないでしょうか。
基礎の弾き方は一度のレッスンでは直せないので、海外の著名な先生のレッスンでは触れられることもありません。
今回お話くださる岩佐先生は、ご自身の小さな手で無理なく美しい音を出すための工夫を重ね、体に負担のない自然な奏法を体得されました。
その名も「アンゲネーム奏法」。ドイツ語で"心地良い"という意味です。
今一度、基礎に立ち戻り、身体にも耳にも心地良い「アンゲネーム奏法」を皆さんもピアノレッスンに取り入れてみませんか?
講師

岩佐 えり子 先生
幼少期、母が探してくれた美しい音を奏でる先生との出会いにより、ピアノの世界へ。
斎藤秀雄氏が創設した「子供の音楽教室」にて、ソルフェージュとピアノを総合的に学び、小さな手を工夫で乗り越えながら音楽に向き合う。
師の勧めに従い相愛大学に進学。未経験ながらスキークラブへの入部を決意し、2年目で全日本スキー連盟主催の2級を取得。学生生活ではピアノとクラブ活動の両立に励み、主将も経験。
卒業後はドイツに留学。ドイツの音楽大学にて優秀な成績を収め、学校主催でソロリサイタルを開催。卒業試験では最高評価「1」と特別賞を受賞し、国家演奏家資格試験の受験資格を得る。さらに2年間院生としてのドイツ滞在を認められ、国家演奏家資格試験に合格。その間、アマデウス弦楽四重奏団からも指導を受ける。
帰国後はリサイタル、オーケストラ共演など幅広く活動。後進の指導にも力を入れ、コンサート鑑賞や新曲研究、コンクール審査などを通じて研鑽を重ねる。
しかし、凍結路での転倒により左手親指付け根の靭帯断裂という大怪我を負い、複合手術を受ける。一生抜かないボルトを埋め込まれ、180度開いていた手が縫い縮められてしまう。絶望の中、わずかに動く指に希望を見出し、再びピアノと向き合い始める。
この経験から、緩めた関節で柔軟な動きでないと豊かな響きや様々な音色は得られない事を確信。身体に無理なく自然に響きを引き出す「アンゲネーム奏法」を提唱する。
石橋信子、ヴェスワフ・ピエンコシ、タチアナ・ニコライエワ、ダグ・アシャッツの各氏に師事。